知識があった方が人生楽しい

以前、(元?)サッカー日本代表の長友選手ともう1人の選手を偶然見かけたことがありまして。周りの人は「長友と〇〇がいる!」と大盛り上がりしていたのに私は全然喜べなかったんですよね。〇〇さんの方は知らなくて記憶にも定着しなかったし、長友選手も有名でかわいい奥さんがいることしか知らなかった。どんな試合に出て、どんなプレーで観客を魅了して、どんな成績を残しているのか、凄さを全く知らないわけです。

その時に私がもう少しだけでもサッカーに詳しかったら、私の感動は2倍以上だったのではないかと悔しく思ったし、何年も経った今でも印象に残っています。

ということで、知識が多い方が絶対に人生が楽しい!というのが私の持論です。

他にも友達が小説やアイドルの話で盛り上がっているときとか、置いてけぼりになって寂しく感じたことはありませんか?まあね、会話に入れず困る友達がいるような話題を選ぶその人たちもどうなの?とかいう文句もあるかもしれません。でも「置いてけぼりにしやがって!」という気持ちと同時に「なんだか羨ましいなあ」という気持ちもどこかにあるんじゃないかと思うのです。

勉強ってする必要ある?なんて疑問を投げかけられたら、「稼げる仕事に就きやすい」とか「怪しい人に騙されずに済む」とかいうとてつもなく真っ当なことだけじゃなくて「みんなで共通の知識が多い方が多くの人と円滑で楽しいコミュニケーションが取れるじゃん!」なんて意見を返す人がいてもいいでしょう。

「電流はプラスからマイナスに流れるって定義されちゃったけど実際に電子が動くのはマイナスからプラスなの、悪しき慣習の代表例じゃない?」「いやいや、ビタミンの名称の方がごちゃごちゃしててわかりづらいからなんとかしてほしくない?」みたいな会話ができたらきっと楽しい!……え、そうでもない?

あと、自分が持っている知識で誰かの助けになれたら嬉しいし、自分の力不足でどうにもしてあげられなかったなんてことがあったら悔しくないですか?

知識とか論理的思考力とかって、すぐに大量に手に入れることはできない。毎日少しずつ貯めるしかない。貯めたものがいつ役に立つかなんて誰にもわからないしやる気がなくなってしまう。だからゴール(学んだことを使う場面)がしっかりあるような試験勉強を自ら取り入れてうまく勉強するという方法もよく選ばれているのでしょう。

とりあえず、「これがいつ役に立つのか」なんてわからないことを考えるのはやめて、「この知識がこんなところで役に立つなんて思いもしなかった!」という、役に立った経験の方をじっくり考えてみた方が学びのモチベーションになるのではないでしょうか。

教科書を読んで問題集を解くことだけが勉強ではないでしょう。おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんの話をじっくり聞くことも、絵本を読むことも、面白い動画を見ることも、自分で絵を描いてみることも、シャーペンの分解をすることもきっと全てが勉強です。

あなたと私に素敵な学びがありますように。